人格障害の診断基準
クラスターA(分裂病型人格障害)の診断基準
人格障害というのは非常に見極めが難しい病であると感じます。
私たちが通常暮らす中にも、人格障害を持っている方がいるかもしれませんが、病的といえるほどの状況を私たちの前で見せる事がなければ、人格障害がわからないということもあります。
あいさつを交わすぐらいでも、何かおかしいと感じる人格障害の方もいれば、少し仲良くなって、この人はおかしい?と気がつく場合もあるでしょう。
分裂病型人格障害の診断基準ですが、この人格障害の特徴的な症状、以下のうち、5つ以上当てはまる事があれば、分裂病型人格障害ということになります。
クラスターA(妄想性人格障害)の診断基準
妄想性人格障害は、自分は無垢で高潔、正義感があると感じ、他人には疑いを常に向けている、という人格です。
常に油断なく周りに気をはって、用心深く警戒心をときません。
信じない、他人は自分に悪意を持っていると常に疑っているのです。
よく、お前疑い深いなと人に言ったり、いわれたりということはあると思いますが、それが誰から見ても正常でなく、認識の誤りがあると思えるのがこの妄想性人格障害です。
妄想性人格障害の診断基準は下記のうち、4つが当てはまれば、疑われます。
クラスターA(分裂病質人格障害)の症状・診断基準
あまり人と接することがなく、ひどく自閉的で、何を考えているのかよくわからない、というのが、この分裂病質人格障害です。
人間は人に興味を持つものですが、この人格障害の場合、人に対して興味を持つということがありません。
対人接触はもちろん好みませんから、非常に孤独、社会から孤立してしまいます。
ただ、そんな自分に苦しむことがないため、病院に行って、この診断を受ける人は少ない、ということです。
分裂病質人格障害の方の診断基準は7つあります。
このうち、4つが当てはまるという場合、この人格障害が疑われます。
クラスターB(反社会性人格障害)の症状・診断基準
この反社会性人格障害の方は、両親の呵責を感じることがなく、そう、犯罪者に多い人格障害です。
冷静に凶悪なことをすることができ、その行動は繰り返します。
罪悪感はほとんどなく、冷淡に犯罪を犯します。
全ての反社会性人格障害の方が、犯罪に手を染めるということはないのですが、犯罪を犯す人の中に、この人格障害が多いということは知られています。
楽しい話をしていても目が笑っていない、落ち着きがない、暖かさを感じられない、何か人に不安を与えるような感覚があります。
反社会性人格障害の方の診断基準は8つあります。
そのうち3つ当てはまれば、この人格障害が疑われます。
クラスターB(境界性人格障害)の診断基準
幼児期に心的外傷を受けてしまった、育ってきた環境でこの人格障害がでてしまった、という事もありますし、境界性人格障害は、様々なことが関連しておきてしまうようです。
例えば、幼い頃に虐待を受けてきたお子さんがある程度の年齢になると、フラッシュバックを起こしてしまったり、リストカットをしてしまったりという重篤な行動に走ることもあるのです。
境界性人格障害の診断基準は9つあります。
このうち、5つ以上当てはまれば、この人格障害の疑いがあります。
クラスターB(演技性人格障害)の症状・診断基準
この演技性人格障害は、「え?私の近くにもこういう人いるよ」と、思ってしまいました。
いますよね。自分が世界の中心でいないと気がすまないという人。
表面的に魅力的な人が多いのですが、思い通りにいかないと、ヒステリーのように怒り出し手がつけられない、ということがあります。
自己中心的、虚栄心が強く、いつまでも子どものようにわがまま。
こういう人格障害をもつ方が、演技性人格障害という人格障害になります。
演技性人格障害の方の診断は、以下8つあります。
このうち、5つが当てはまれば、演技性人格障害の疑いがあります。
クラスターB(自己愛性人格障害)の症状・診断基準
手短に言ってしまえば、自己愛性人格障害は、「ナルシスト」という事になります。
いつでもどこでも、どういう人が自分を見ても、自分が特別だと思い込んでいます。
自分は特別な存在なので、否定される、非難されるということが耐えがたくなってしまい、対人関係に支障が出てきてしまうのが、自己愛性人格障害です。
自分は周りよりも特別なのだから、敬うのが当たり前と思い込み、そうでない人からの意見や中傷はありえないと思っています。
自分が大好き、他人に対しての思いやりに欠けています。
無自覚タイプと過剰警戒タイプがあります。
無自覚タイプは、過保護にされすぎたので、自分は特別だと思い込んでしまっているタイプ。
過剰警戒タイプは、愛情を受けることなく育ったことから、ちゃんと普通に育ててもらっていれば、自分はもっともっとすごい人間なんだと思い込んでいます。
自己愛性人格障害の診断基準は、9つあります。
このうち5つあてはまればこの人格障害の疑いがあります。
クラスターC(回避性人格障害症状)の症状・診断基準
周りのことが常に不安、恐怖心が強いというのが、回避性人格障害です。
人から拒絶されたり、人に悪口を言われたりということを極端に嫌います。
また恥をかくのが耐えられないという人です。
失敗をすることが怖いので、社会にでてからも、失敗のない楽な仕事を選び、自分を守ります。
回避性人格障害の方は、ひきこもりなどになりやすい、また引きこもり、出社拒否という方に、この人格障害が多いといいます。
回避性人格障害の方は、以下7つのうち、4つ以上当てはまった場合に疑われます。
クラスターC(依存性人格障害)の症状・診断基準
何をするにも依存心が強く、何事も自分で決めることができない、というのが、依存性人格障害です。
何でもいうことを聞き、受身、自分の世話をしてくれる人がいなければ、何も行動することが出来ません。
頑張って!大丈夫だよ!!など、いつも励ましてもらわないと不安で、自分から何かをしたいとか、何かを欲しいということもいえません。
干渉が強い保護者の下で育った子どもに多いということも言われています。
依存性人格障害は、以下8つの診断基準のうち、5つ以上当てはまれば疑われます。
クラスターC(強迫性人格障害)の症状・診断基準
この強迫性人格障害の方は、几帳面です。
そしてわがまま、頑固という綿を持っています。
他人の意見に心を傾け、そのことを受け入れることができません。
自分がその意見に妥協する、またあわせるということをすることができません。
こういう潔癖症の人格を持つ人は、「失敗」また「できなかった」時に、その事実を受け入れることができないのです。
人格障害の中でも強烈に頑固であるために、うつになることもしばしばあるようです。
強迫性人格障害の方は、8つの診断基準のうち、4つ以上当てはまれば疑われます。
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